【要約・批評】毎日を楽しめる人の考え方

maitano

今回は樺沢紫苑さんの著作「毎日を楽しめる人の考え方」について批評していきます。

皆さんは趣味をお持ちですか?

本著によると5人に一人が趣味がないというアンケート結果となったそうです。

趣味が無い方を否定することはできませんが、仕事以外の時間で楽しい時間といえば趣味に浸っている時間だと思います。

趣味が無い、上手に楽しむことが出来ない方は毎日を楽しく感じないため、メンタル疾患になりやすいそうです。

本書では毎日の遊びや楽しむことの重要性について詳しく解説されている、真面目に遊びについて書かれた珍しい本です。

この一冊で自分の力で毎日を楽しく、充実した毎日を遅れるようになりましょう!

本書を読んで得られること

・遊び、楽しむの効果が分かる

・楽しみながら自己成長できるようになる

・遊びに夢中になる効果と具体的な方法が分かる

日本人は休むのが下手

日本人は男性一日あたりの平均労働時間が堂々とワースト1位だそうです。

効率の悪い働き方で、遊びに対する意識が最も低いと言えるのでは無いでしょうか。

そもそも毎日朝から晩まで働いて、遊びの時間を作ることは本当に難しいですよね。

では遊びに費やす時間を作るためにはどうすれば良いでしょうか?

それは『休む』事です。本書によると日本の有給休暇取得率は50%世界の幸福度ランキング4年連続一位のフィンランドは、有給消化率100%。何となくこの数字からも分かる通り、幸福になる、つまり家族との時間や遊びの時間を大切にするには『休む』ことが大切なのですね。

ではなぜ日本人は休まないのか。それは休むことでパフォーマンスが上がるということが知られていないからと言えます。

確かにロボットであれば出来るだけ長く稼働していた方が産み出す成果は増えるでしょう。ですが私達は人間です。大切な家族との時間や心から楽しいと思える趣味の時間があってこそ、いざ仕事となれば高いパフォーマンスを発揮できるのです。

有給を取得する事で上司や同僚に嫌な顔されても気にせず、高いパフォーマンスを発揮してやることをやれば誰も文句は言わないはずです。仕事は仕事として充実させて、プライベートの時間も大切に日々を過ごしていきましょう。そうすれば人生がもっと楽しい方向へと進んでいくはずです。

遊びに打ち込むメリットとは?

ある分野で結果を出している人は打ち込める趣味を持っているそうです。

ということは趣味に打ち込んでいる人は仕事でも結果を出せると言い換えることも出来るでしょう。

ではなぜそう言えるのか、それは趣味に打ち込んでいる人は目の前の事に夢中になれるからだそうです。1つのことに熱中して、それを誰かに説明できるまで極める事ができる。それが自然と仕事に活かされ、成功しているのでしょう。

また仕事とは別の何かに没頭することで気持ちを切り替える事が出来るのでしょう。私もプライベートの時間でつい仕事の事を考えてしまい、嫌な休日を過ごしてしまうことがあります。

没頭できる趣味がある場合はプライベートな時間では自分の趣味、遊びに没頭しているため、もはや仕事の事を考えている時間は無いはずです。このような習慣が仕事と遊びを極める事に繋がるのでは無いでしょうか。

本書ではさらに遊びによる効果について解説されています。特に樺沢先生は精神科医のため脳内ホルモンと遊びの関連について詳しく分かりやすく解説してくれています。

より納得しながら遊びの効果について理解して頂くことができるでしょう。

良い遊びと悪い遊び

遊びを極める事で仕事にも良い効果がある事がお分かり頂けましたでしょうか。

では遊びであれば何でも良いでしょうか?否、本書では良い遊びと悪い遊びがあると書かれています。

良い遊びとは?それは一言でいえば楽しく学びがあるかです。では悪い遊びとは何でしょうか?それは疲れを増やし依存性が強い遊びです。詳しくは本書を参照していただきたいのですが、遊びであれば何でも良いというわけでは無いことはお分かり頂けると思います。

良い遊び・・・楽しく学びがある

悪い遊び・・・疲れを増やしたり、依存性が強い

睡眠時間を削ってまで遊びに集中してしまえば、翌日の仕事のパフォーマンスが上がるはずもありません。そしてそのような遊びに学びはあるでしょうか?

遊びの効果を最大化されるためには?

ではどのように遊びと向き合えば効果を上げる事ができるのでしょうか。

本書では遊びの効果を最大化させる6つの掛け算として紹介されています。

そのうちの一つアウトプットについて紹介します。

樺沢先生の代表的な著作として『アウトプット大全』をご存知の方も多いのでは無いでしょうか。

アウトプット大全を読まれた方はその大切さをご存知だと思いますが、人はインプットするだけでは学びとなりません。

必ずインプットしたものをアウトプットしなければ脳内で整理されず、やがて忘れ去られてしまいます。

遊びにおいてもインプット→アウトプットをしっかり行う事で成長に繋がるのです。

アウトプットでは個人的に1番有効だと感じるのはSNSによる発信です。

遊びで得た経験を写真や文章で発信することで自分以外の誰かにもメリットがあり、

発信したあなたにも遊びの経験をより深く取り込む事ができるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。冒頭でお話しした通り本書は遊びに特化した珍しい本です。

この珍しさが日本人はあまり遊びに重きを置いていない事を象徴しているように思います。

仕事のパフォーマンスを上げるには、プライベートの時間を大切にし、仕事の時間は集中する事です。

毎日を楽しく過ごせる人だからこそ、全ての事を成功させることが出来るのだと思います。

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